25日に書いた件だが、実際治療に当たられた先生がテレビに出演していた。
車中泊により、いわゆる「エコノミークラス症候群」を発症される方が多く見られるとのこと。また、「地震によって驚いたことによるショック死」というよりも、むしろ避難生活による疲労の結果、基礎疾患を抱えているお年寄りの中に脳血管系、循環器系の急性症状でお亡くなりになる方が出た、ということらしい。
とくに、現在も相当数の方々が車中泊をされているわけで、ヒーターを焚きながら(空気が乾燥して水分を奪われる)、座って睡眠を取るという生活は非常に「エコノミークラス症候群」を誘発しやすいらしい。
私は「災害医療」に対して、発生直後24時間、48時間をいかに乗り切るかが勝負なんだろう、と勝手に想像していたが、どうも勘違いをしていたようだ。地震のように大きな災害は、ある意味緩慢なやり方で人を死に追いやることがあることを学んだ。だが、それは医療の力だけで防ぎきることの出来る問題ではないだろう、とも感じる。
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