Saturday, July 31, 2004

ミュージシャンにも免許制を導入せよ

 JIRO氏の7月31日分「リコーダー(縦笛)というのは、皆が考えているような、幼稚な楽器ではない。」より、『音楽は厳しいものだ』という意見に賛成する。


 私はいわゆるクラシック音楽を好かない。それどころか、クラシック音楽を奏でるアマチュア「音楽家」にはまず99%殺意を覚える。


 それには理由がある。私の母は、姉と私にピアノを教えさせた。私は途中、というか初めてから3ヶ月ほどであっさりと挫折したが、姉の方はその後もピアノを続け、音楽系の短大に推薦入学した。今でも教員としてその技術で飯を食っている。

 しかし、JIRO氏の言うとおり、一つの楽器をきちんと使いこなすというのは生半可なことでないのである。

 姉は毎日ピアノを弾いた。私が思うに、ピアノの音色には「呪詛」か「怨念」のいずれかの言葉を用いてしか表現使用のない演奏者の念が籠もる。
 基節は冬。ピアノの音が煙突に跳ね返る。「くわあぁぁぁぁぁぁーーーん」と不気味な音が響く。耳を覆っても覆っても防ぐことの出来ない音だ。
 幼い私は押入れに入り、布団の中に隠れて音から逃れようとしたが、音というものは実に厄介だ。不味いものなら食わねばいい。汚い画なら目を閉じればいい。臭いものなら息をしなければいい。しかし、怨念の籠もった音というものは、耳を閉じても頭蓋骨や胸膜を通して否応なしに染みこむものなのである。

 今でも私は、高名な演奏家の姿を見るにつけ、その見事な演奏の裏にある暴力と脅迫の陰を見る。たとえば、純粋に技術的な面から見れば、放送に出てくる北朝鮮の子供たちの音楽的レベルはかなりのものに達している。しかし、その裏にいったいどれだけの脅迫や暴行がこの子たちに加えられただろう、その仕打ちに耐えられずに脱落していった子供たちはいったいどこに行ったのだろう、と考えてしまうのだ。

 しかしながら、またそういった暴力と脅迫なしでは真に洗練された音楽は生まれ得ないものだと信じている。

 
 いわゆるストリートミュージシャンという輩がいる。いつも思うのだが、車を公道の上で運転するという行為は、法律で決められた教習所の場内教習を経、仮免許を受けてからでないと社会的に許されない。それは、公道を行き来する一般の人々を守るための決まりである。

 公道を歩く人々のも守られねばなるまい。どうせ奴らは警察から正式の許可も得ずに公道を占拠しているのである。
 せめて、公的機関が審査を行い、「公道で楽曲を披露するに値する」レベルに達しているかどうかを判断した後(もちろんこのプロセスには、一般市民の参加が不可欠であろう)改めて「路上音楽演奏免許」を発行すべきである。免許を持たぬ雑音製造器はどんどん警察がブタ箱にぶち込めばいい。


 私は、本質的に音楽を奏でる人間が嫌いである。だが、下手な音楽を垂れ流す人間はもっと嫌いである。そういう人間を目にしたときの私の目は、無意識のうちに「アルカトラズからの脱出」の一シーンを再生しながら、近くに手斧がないかどうか探しているのである。

Friday, July 30, 2004

フランシス・クリック死去

とはいうものの、一応賢いフリはしておかなければならない。

それは「おしゃれじゃない、たしなみだヨ」というおばあさんの言葉と通じるものがある。

DNA解明を助けた男、死去[BBC.co.uk]

何だかすごく回りくどいタイトルに思えるが、元記事を直訳するとこうなる。

それは、小学生の時「なぜなに3年生」か何かで読んだ、

問「そうして昔はダビンチやガリレオと言った天才がいたのに、今いないのですか」
答「現代にも、ダビンチやガリレオのような天才はうようよいるのです。しかし、今は一人の天才ががんばる時代なのではなく、たくさんの天才が集まって仕事をする時代なのです。」

といったところに答えがあるのかも知れない。

--
正直、中島らも氏の訃報[短機関銃版]の方がずっとショッキングだったし、純粋に悲しい。

_| ̄|○。

さて、明日から

仕事探しの旅に出る。

バカは一朝一夕には治らないが、バカだから出来ることだってあるさ。

 最近読んだ本、「愚か者ほど出世する」によると、人間は骨盤の大きさ上、産道の関係からこれ以上脳を大きく出来ないそうで。今の人類に比べ、比較的脳の容量が大きかったネアンデルタール人はそのせいで新生児・産婦死亡率が上がり、結局絶滅してしまった、と。
 我々はバカの子孫なのである。

 所詮医学がいくら進歩したって、死んだ奴が生き返るわけはないのであるから。

cover

Thursday, July 29, 2004

藪丸出し

別に阪神の投手が活躍する話ではない。


最近左目の下まぶたがピクピクするのである。

「ベッドサイドの神経の見方」(そういえば新版出たけど買ってない)を引っ張り出すのも面倒なので、「下眼瞼 けいれん」でググる。

「顔面ミオキニア」か。聞いたことのない病名だ。かなり鍛えてある私のATOKでも変換されない。国試には出ないって事か。

それはともかくとして。
(上記サイトより引用)
「ミオキミアは顔面では下眼瞼に多く、健康な人でもワープロやパソコンの長時間操作などがもたらす眼精疲労や、寝不足の際に一時的に感じられることがあります。その他に顔面ミオキミアを起こしうる疾患には、脳幹部の腫瘍(しゅよう)や炎症、多発性硬化症、外傷による顔面神経損傷の後遺症などが挙げられます。」

確かに最近VDT作業は多いが、Brain tumorやMSだったらきついなあ。それともあの最悪の風邪ウイルスの中に、VIIの神経鞘にかぶりつく奴がいたのだろうか?

いずれにせよ、なかなか収まらないのが心配ではある。

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Googleはアホな医学生より頼りになる(ことがある、と書かせて欲しい)。

Tuesday, July 27, 2004

ルールに書いておけ

南アフリカで試合中審判が監督を射殺[Yahoo!-日刊スポーツ]

 「ラスト・ボーイスカウト」を彷彿とさせる事件である。

 実は試合中、拳銃を用いて相手を撃った場合についてルールで定めているスポーツは少ない。というか、そんなもの知らない。

 たとえば、サッカーの場合を考えれば、 直接FKになる「ジャンピングアット」 「プッシング」 「キッキング」「トリッピング」「ファウルチャージ」 「ストライキング」 「ホールディング」 「ファールタックル」「スピッティング」「ハンドリング」 、間接FKになる「危険なプレイ」「故意に相手の進路を妨害する」 「オフサイド」「GKのプレイにに関する5つの反則」の、いずれにも該当しない。

 ポイントになるのは、拳銃で撃つということが、「肉体的接触を伴わない」「プレーと呼べるものではない」ということである。


 いやなに、ルール以前にまずいのはわかっている。

 しかし、私はこうも考えているのだ。
 どんなスポーツだって、ルールブックには書かれていない一項があるのではないか。

 それは、「死んだら負け」である。

 チョモランマのてっぺんに上っても、帰り道死んだら負け。
 スカイダイビングでなんぼ目標値点近くに降下しても、パラシュート開かなくて死んだら負け。
 F1で、いくらいいタイムを出していても、最後の一周でクラッシュして死んだら負け。
 ボクシングで相手KOしても、試合後急性硬膜下血腫で死んだら負け。

 所詮スポーツに命賭けちゃいけない。

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 ちなみに、銃器を用いて相手の国の人を撃つ「戦争」という競技にも、「被鋼弾以外の弾丸を使用してはいけない」(ハーグ陸戦協定第23条に基づく)[wikipedia]というルールがある。それを考えれば、スポーツにおける相手競技者に対する銃器使用については、実にルール整備が遅れていると言わざるを得ない。

Monday, July 26, 2004

HANA-BI

今日のお天気は雷だ。

先日、道新と読売の花火大会があったが、所詮花火は人工物、雷は天然物である。

人が抗うことさえ許さない自然の美しさが、そこにはある。

などと、浴衣姿の美人を伴って花火大会に行く夢がついに叶わなかった私は思うのだった。

Friday, July 23, 2004

となりのトトロ

 昔見たのと、トトロの大きさが違う。おそらく自分の目線が上昇したせいなのだが、小さい頃見たトトロはもっともっと巨大だった。

 おとうさんと、この方が頭の中で密接に結びつく。

 手塚山病院に入院しているおかあさんの病気は何なのだろうか。TBなのだろうか。エタンブトールの副作用って視神経炎か。

 患者が、来るはずのない娘がやってきてトウキビくれたなんて言ったら、主治医の樽態度はどうすればいいのだろう。とりあえず「幻覚せん妄状態」でリエゾンか。

結論:
 もう私はトトロに会えない。

 少なくとも一旦ドクタードリトルを経ない限り、二度とトトロには会えないのだろう。

捕手の信条

トイレに患者放置、死亡 都内の病院、警告の合図切る

 心電図モニターの警告音は実際、よく鳴るものである。しかし、本当にそれが本来「警告すべき」事態であることは、100回のうち1回ほどであるように見受けられる。

 ある病院で目にしたことであるが、電子カルテから処方をプリントアウトするたびに「エラー:プリンタドライバの初期化に失敗しました」というメッセージがでる。出たところで、OKボタンをクリックすれば当面の用は足せる。
 そういうことで、そこのドクターも、皆印刷の際にはそのメッセージが出るもの、と慣れてしまっている。

 しかし、少しまともな頭を持つSEであるならば、このような些細な部分こそ真っ先に修正すべき点であろう、と考えた。

 古くはイソップ物語の「オオカミ少年」の話にもあるが、毎日毎日このようなエラーメッセージにならされていると、ある日本当に重要なエラーメッセージが表示されても「ああ、いつものことか」と誰も気にとめなくなるのだ。

 たとえそれが「抗ガン剤が規定の10倍量投与になっています」というメッセージだとしても。


 野球では、ランナーなしで打者がゴロを打ったとき、必ずキャッチャーは一塁手の後ろへ走る。一塁手がボールをこぼすことは、頻度としては低いが、必ず捕手は走る。

 そういったわけで、医療機器メーカーの方には本当にエラー鳴動の誤作動は減らして頂けるよう改善を続けていただきたいのであるが、医者になる以上は「捕手の信条」が必要なのかも知れない、などと考えた。

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 白状します。
 私が子供の頃読んで育ったのはイソップ物語ではなく「ウソップ物語」です。
 4年前、音成大学の生協で見つけたときは、本当にうれしかった。

 

Thursday, July 22, 2004

怖いニュース2題

いずれもCNN.co.jpより。

「CSI」降板の俳優、寝過ごしの撮影未参加が原因と

 寝過ごしていろいろと災難にあったことはあるが、さすがにドラマを首になったことはない。
 考えてみれば「CSI」は週一のいわゆる「連ドラ」である。となると撮影に使える時間は一本につき7日間しかないわけで、その中で3時間の穴を開けるというのはかなりの重罪になるのかも知れない。

米軍が兵士、家族に新サービス――無料の整形手術

 『陸軍の報道担当は同誌に対し、「(整形手術の経験を積むには)、誰かが練習台にならないとね」と話している。』

 結構アメリカ人はこういう考え方を受け入れる。「安いものには、それなりのリスクが伴う」ということについて社会的コンセンサスが得られているのだ。

Tuesday, July 20, 2004

「秀丸」を使いこなす

 今更ここで言うまでもなく「秀丸」はWindowsエディタの代表格である。
 (レジストするとしないとに関わらず)テキストファイルをダブルクリックするとこれが開く、という設定で使っているユーザーも多いだろう。

 しかし、正直に言うが、これの正しい使い方がわかるようになってきたのはここ数ヶ月のことである。それまでは、主にたとえば文字コードを変更したり、IEからソースを表示させたりといった用途に使っていた。

 逆説的な言い方になるが、初心者でもある程度の機能をきちんと使いこなすことが出来る、という造りのソフトウェアは実にできがいいといえる。

 なおかつ、そのソフトウェアに熟達して来るに従って、より短時間、より少ない入力量(タイプ数、マウスポインタ移動距離)で作業が完了できるようになる、というのはさらに優れたソフトウェアの証である。


 さて、「秀丸」にはマクロという機能がある。
 これは、ある簡単なプログラムを「秀丸」上で実行可能である、ということで、たとえば1,2,3,4,・・・・・・・・・,100000といった数列を実際に書かせると言ったような事が簡単に出来る。(そんなプログラムは対して役に立たないが)
 つまり、繰り返し、条件分岐といった一応のプログラミング言語が備えている事を、「秀丸」のマクロ言語は備えているのである。
 (ただし、普通の秀丸では浮動小数点演算が出来ないため,1/3*3=0のようなことが起こりえる。)

 また、最近発表されたHidemarnet Explorer(仮称)は大変気に入ったソフトの一つである。これは、「秀丸」にFTP機能を付加するためのツールである。

 今までサーバー上のファイルを書き換えるときは、

 1.FTPでそのファイルをローカルにダウンロードする
 2.ローカルマシン上で「秀丸」などのファイルを開く。
 3.編集したファイルをローカルに上書き保存する。
 4.書き換えたファイルを再びFTPでリモートホストにアップロードする。

 といった手順を踏む必要があった。当然、FTPソフトウェアが別途必要となり、またウィンドウの切り替えの手間、そしてファイルを「上げ下げ」する手間が結構うっとうしい。

 Hidemarnet Explorerではこうなる。

 1.「ファイル」→「Web」→「FTPで開く」を選び、リモートホストに接続。
 2.リモートホスト上のファイルを開く。(バックグラウンドでダウンロードされる)
 3.そのまま「上書き保存」すれば、リモートホスト上のファイルに反映される。

となり、大幅に手間が簡略化される。

 今のところ、安定版の4.07にインストールすることは出来ないが(開発版秀丸エディタ Ver4.10β14 以上が必要)、ベータ版に手を出してもインストールする価値があるといえよう。


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 何でこんな事を書く気になったかといえば、巷にあふれる「電子カルテ」のインターフェースがもっぱらGUI、つまりはほとんどマウスのみを使って入力する方式になっている。
 この方式は一見初心者にも取っつきやすいように見えるが、スタッフがいい加減電子カルテに慣れて来た頃になっても、作業効率が上昇しないという罠がある。

 まさか電子カルテ・処方オーダーにコマンドラインを導入して、

harrity@ekarte# chart -S "abdominal pain" -O "abdomen soft,afeblire" -A "DD=gastritis,gastric ucler,and so on" -P "endoscopy on JULY 20"
harrity@ekarte# prescribe cimetidine --dose=800mg --div=2 --days=7
[カルテに 「S)腹痛、O)腹部柔、発熱なし、A)鑑別診断は胃炎か胃潰瘍など、P)7月20日に内視鏡実施予定」と記入]
[処方:シメチジン800mg、分2、7日分]
注意:こんないい加減なカルテを書く人はいません


 で済ませられるようにせよ、とは言わないが、せめて熟達度が作業効率に比例するようなシステム作りはお願いしたいものである。

 それとも、あの人をいらいらさせるような煩雑さは、いわゆる医療事故のフェイルセーフになり得ているのだろうか?

業務連絡に類すること。

一つ目。

なんだかbloggerのpostエディタが変わっていて、非常に使いづらい。
Blogger's new posting editor is awful to use!


二つ目。

Amazonアソシエイトプログラムに加入した。
ここで金儲けをしようなどという気は毛頭ないが(そんなにたくさん人が来てるわけでもない。)
Amazonが持つ書籍の表紙画像を利用できるようになると、表現の幅が広がる。
しかし気になるのはbloggerの利用規程であって、ここで書物を商品として紹介することは「商用利用」となり反則行為にならないか?ということである。

もともと自前で鯖を持っているのだから、というわけで試しに2種類のblogツールをtakikou.orgにおいてみた。以前から掲示している運営方針にも、広告をおく可能性には触れているので、こちらなら問題はないだろう。

しかしながら、たくさん書きためたものを今更全部動かす気はしない。
もしその必要があれば、こちらからtakikou.org鯖内へリンクを張るのが近道かも知れない。

Monday, July 19, 2004

前提条件

もし日本が法治国家であるならば、法と条約に従って彼を引き渡すべきであろう。
もし日本が法治国家でないならば、別に引き渡すことはない。

Thursday, July 15, 2004

Gripen - The Wings of Your Nation

 久方ぶりに心の琴線に触れるものを見た。

 スウェーデンが誇る最新鋭戦闘機、JAS39 グリペンの公式サイトである。

 私は前々から(つまり、先代のJ35 ドラケンやJ37 ビゲンの時代から)この戦闘機には注目していたのだが、ここを見て以来、せめて航空自衛隊は千歳基地だけでもグリペンでを採用した方が良いのではないか、と考えてしまった。

 何と言ってもサイトの至れり尽くせりなこと。そもそも兵器の公式サイトというのは、それを購入する主体である国民が見て楽しいもので無ければ、と改めて感じさせられた。


 サイトにアクセスしたら、左のメニューから"Gripen Images"を選択してみよう。

 現れたプルダウン・メニューから"Hungary" "South africa" "Checz Republic"などを選ぶと、その国の戦闘機購入責任者の顔写真が拝見できる。何て顧客を大事にする企業なんだ、ボルボ社。もし小金が出来たなら、買う車は絶対ベンツなんかじゃなくてSAABかボルボにしよう、とこれだけで思ってしまう。

 また、様々な状況でのグリペンの写真がおいてあるが、よく見るとポップアップウィンドウに"Add to cart"なんてボタンが付いている。さては、お金を払うと、はるばるスウェーデンからカール・グスタフ国王のサイン入りポストカードかなんか届く企画なのか、と考えてみた。
 だが、実際にやってみるとわかるが、カートに加えて後でダウンロードすると、ただでさえ容量の大きい高画質写真を、サーバー側で一括して圧縮したZIPファイルとして送ってくれるのだ。

 なんてすばらしい発想の国家なんだ、スウェーデン。こういう国なら消費税40%でも文句言わん。


 さて、右側に目を移して”Video Collection”をクリックしてみよう。Mpeg 37MBとかいろいろあるが、各々の回線状況と好みに応じて落とせばいいだろう。再生してみる。

 なんだこれは、エース●ンバットのプロモーションビデオか。
 厳寒の基地から離陸したグリペンが、上空で敵(らしき)航空機を撃墜し、(おそらく敵の)戦車を破壊し、(逃げようとしているように見える)艦船を粉々にする。
 まさに墜としてよし、燃やしてよし、沈めてよしと、MRF(Multi Role Fighter)として三拍子そろったグリペンの魅力を存分に表現している。

 いいじゃないか。グリペンさえあればRPG-7ごときで武装した北朝鮮の不審船なんぞ100隻来ても全部ドボンだ。

 エンディングには、「グリペン、それはあなたの国のつばさ。」思わず涙が出てきてしまった。もう買うしか無いでしょう。セットでいくらなんですか、たかた社長。

 そんな気分にさせられてしまうが、さすがABBAを生んだスウェーデン。ビデオ中にずっと流れるサウンドトラック(2MB)がついでにMP3形式で落とせてしまうので、こちらも忘れずにゲットしておこう。

 そうそう、グリペン・スクリーンセーバーも忘れずに。

 最後に、グリペンという戦闘機はスウェーデンの永世中立国としての「専守防衛」思想が生んだ最高傑作機である。フル武装で700m滑走距離があれば離陸できる、対地・対艦・空対空の全ての目的で運用可能である、全幅が小振りでそこら辺のトンネルに余裕で隠せてしまう、元々雪国で開発されたので悪天候に強い、という条件をそろえた、まさに北海道向きの戦闘機なのである。まあ、そもそも北海道にはすぐに滑走路として使える日本最長の直線道路があるのだが。


 もしも本当に石破防衛庁長官がマニアであるならば、アメリカに押しつけられたF2支援戦闘機なんか速攻でキャンセルして、空自の新規調達は全機グリペンにするはずなのである。これだけでも奴が、えせオタクだと言うことは見え見えだ。

 しかも、F2の前には「ミツビシ」がつく。元々F2は米国ジェネラル・ダイナミクス(1993よりロッキード・マーチン)が開発したF-16がベースの機体なのだが、日本ではあの三菱が生産している。トラックやミニバンなら突然炎上しても放って逃げ出せばいいが、戦闘機が空中で炎上したらどうなる。そんなもん信頼できるか。

--
 しかし、一連のコトが起こる前には、「戦闘機を作っている会社だから信頼できる」と言って三菱車を愛用していたユーザーが相当数いたのである。
 ちりん師もその一人であったことは、ここだけの秘密である。これを機会に、是非SAABに乗り換えた姿が見たいものである。

Wednesday, July 14, 2004

老人法を制定しろ

同居の祖母を逮捕、兄弟2人の殺人未遂容疑 茨城・関城

 またも老人による痛ましい事件が起こってしまった。

 私が思うに、今の老人たちには「命に対する思いやり」といったものが欠けていると思う。

 自分たちは老人だから、たとえ犯罪を犯してもたいした罪にはならない。
 どうせ先が短いのだから、やれることはやってしまった方が良い。
 老人を大切にしない今の社会が悪い。

 私たちの社会が、老人たちに知らず知らずのうちにこのようなメッセージを送っていないだろうか。

 私たちは、どうすれば老人たちが健全に過ごし、どうすれば非行老人が変わっていくのか、まじめに考えるべき時に来ている。

 一刻も早く老人法を制定し、「全ての行為には責任が伴う」ことを気づかせるべきなのである。


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 うーむ、「少年による犯罪増加には少年法改正で対処すべき」と同じレトリックで、「老人による犯罪増加には老人法制定で対処すべき」が成立しないか考えてみたが、いまいちだなあ。


 長い人生過ごしてきて人の命のなんたるかを知り尽くした老人が起こした凶悪犯罪は、無知で未教育な青少年が犯した凶悪犯罪より、むしろ重く扱われるべきなのではないか、と考える。

Monday, July 12, 2004

三叉神経痛の思い出

 我が人生にして最悪の風邪の終末症状は、どうやら顔面に来たようで、眉毛と眉毛の間、いわゆる前頭洞のあたりがひどく痛んでいた。そのせいで土日はほぼ何もする気が起きなかったのである。

 最初は感染が副鼻腔に及んで、いわゆる「蓄膿症」を起こしたのかと思ったが、どうもこれとよく似た痛みを19歳の時に味わったことを思い出した。


 当時私は、札幌に出てきたばかりの予備校生で、毎日毎日周囲に遅れまいと必死だった。やがて七月がやってくると、予備校は「夏期講習」という明目でさらに家計を絞りにかかる。自分の体力は無限だ、努力すれば叶わぬものはないと信じていたあの頃。

 私は、朝から晩まで予備校の夏期講座を詰め込んでいた。明らかにオーバーワークだったのである。

 しかし、肉体の限界はある日突然、体調の変容という形になって現れる。

 ある時、クーラーの効いた予備校の教室の中で、私は右目の上に奇妙な鈍痛を感じた。何というか、鉄のハンマーでグリグリと押し込まれるような、そんな痛みなのである。はじめは我慢していたが、そのうちに痛みは無視できないものになり、ややもすれば幻暈や吐き気まで感じてくるようになった。

 今では、その部位に眼窩上切痕というたいした名前が付いており、そこは三叉神経の第一枝が顔面に表れる場所だということを知っている。しかし、当時の私は単なる予備校生であった。全く社会の役にも立たず、自分はゴミのような存在だと言うことをわきまえていた。

 慣れない札幌で、私は必死に眼科を探した。札幌に出てきたとき伯母さんからもらった電話帳を必死にたぐるが、目がかすむ。やっと見つけたビルの上の眼科は、コンタクト屋の前だった。こんなとこ信用できるか、と思った。再び駅前の電話ボックスで、電話帳の「病院・医院」のページをたぐる。

 そのときだった。

 私の鼻から、潜血が鮮やかにほとばしり、ガラス戸の内側を汚した。

 イヤになってしまった私は、すごすごと北13条の自室へ戻り、横になってしばらく休むことにした。そして、ややあってから再び地図と電話帳を見ると、地下鉄で一駅隣に、大きな眼科の専門病院があることに気づいたのである。

 やや髪に白いものが混じった医師に診察して頂いた私は、「これは眼科の病気ではなくて、三叉神経痛ですね」と言われ、心底安堵した。しかし、その原因がいわゆる「肩こり」であるとも言われ、どうしたものかと思った。結局先生はヴィタミンB入りの点眼薬を処方して下さったのだが、そこで私は己の限界に気づいたのであった。


 人は痛みに関する記憶を、なかなか失うことが出来ないものだ。今回の痛みも、あの時と大変似たような感じである。また、両眼窩上切痕を探ってみると、確かにその点で圧痛を感じる。頭位変換で疼痛が増強するのは正直なぜだかわからなかったが、自ら肩を積極的にほぐすよう自分でマッサージ・体操することにより、二日取れなかった痛みがだんだん改善してきた。

 体調が悪いにもかかわらず、この一週間はそれでも負担をかけすぎていたのであろう。それはもはや「若さの終わり」を意味するのかも知れない。


 それにしても、あの後駅前の電話ボックスで電話帳を開いた人は、さぞ腰を抜かしただろう、と思う。「病院・医院」のページに血痕がべったり付いていたのだから。

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 明日あたり本気で「自遊空間」でも行ってこよう。健康保険では治せない体調不良というものは、明らかに存在する。

Sunday, July 11, 2004

体制、大勢揺るがず

外電に振ってみよう。

Japan's Ruling Coalition Stays in Power[ABCNews]

Japan ruling party holds majority[CNN.com]

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それにしても丸川珠代アナがニューヨークから帰ってきて、たいそう老けてしまったことに大いなるショックを受けた。

Saturday, July 10, 2004

万病のもと

 いわゆる外病院でカゼをもらって以来、ほぼ一週間伏せっていたが、何とか今日から更新が出来そうである。

 経過から考えて明らかにウイルス性のカゼであるから、病院に行ったところで下熱剤や補液、去痰剤と言った対症療法しか出来まい、と思っていた。

 ところが、田舎からオフクロが駆けつけて、「バカなこと言ってないで病院行ってこい」というので仕方なく近くの個人医院へ行った。老先生はすぐにアリナミン注射とFMOX 300mg 分3を処方してくださった。ついでに山のようなコデインをくださった。

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 教訓:

 ガタガタ言うな。抗生物質はカゼに効く。

Tuesday, July 06, 2004

食えないものを食わす

 正直自分が飲めないようなものを人に飲ますところは、たくさん見てきた。これからも見ることになるだろう。

Monday, July 05, 2004

不覚

 外来で三種混合ワクチン受けに来たり、カゼを診せに来たりする子供たちとたくさん接していたら、見事に食らってしまいました。

 おそらくライノ、RS、アデノの三種混合ウイルスでは無いかと・・・。

 しばらく安静。 

Saturday, July 03, 2004

あのですね

 我々医学生というのは国家試験に受かるために日々汲々としておるわけです。

 国家試験というものは、文字通りお国に私どもの地位を認めて頂くための試験でありまして。

 国家資格というものは恐ろしい。一度通ってしまえば、お国が商売敵を皆片づけてくださるわけで。

 そういうわけで、医学生というものはデフォルトで「右」になっておるのです。

 正直、国家資格を取ろうとしながら、国家に対する批判を吐くのは矛盾なのであります。

日本一入るのが難しい大学

正直、私は落ちました。

さすが現代医学をものともせず生き延びておられる赤塚先生。ただ者ではありません。

バカ田大学入試会場

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 耳鼻咽喉科や口腔外科の先生方は正直「早く死んでくれ」と思っているのではないでしょうか。「そんなもので病気が治ってたまるか」ともね。

 え、うち?うちはそんなことありませんよ。
 だって病院の売店でアガリクスカバノアナタケ売ってるもの。

共産党はバファローズを買え

 来週の日曜日は参議院選挙の投票日である。各政党、様々な選挙公約を抱え、パフォーマンスに必死なのは毎回のことであるが、選挙に費やす費用と実際に獲得する議席のコストパフォーマンスが一番悪いのは、日本共産党ではないか、という気がする。
 まあ、もちろんどこの政党だって選挙に正直いくらつぎ込んだかなんて、正確な数字を出したがらないのが常なので、確信は持てないが。

 これだけはいえる。もし私が国会議員になろうと考えたならば、日本共産党ではなく、自由民主党から立候補することであろう。選挙に勝つためのノウハウを一番知り尽くしているのが、少なくとも現時点では自由民主党であると考えるからだ。
 それは。たとえば弁護士や裁判官になろうと思ったら、とりあえずは東大法学部に入るのが近道だ、、と言う論理と似ている。


 そこでだ。日本共産党は今回の参議院選挙などと言う非常にマイナーな選挙に金を使うぐらいならば、いっそのその金でバファローズを買ってしまえば良いのではないか。その方が、ずっと有効な金の使い方であると考える。

 史上初の政党所有プロ球団、その名も「あかはたエンゲルス」。メジャーの球団にも名前負けしない。

 同志カストロ議長にお願いして、キューバから年俸200万円級の名選手が続々集まってくる。球団経営の問題なんか一挙に解決してしまうのである。

 監督に星野仙一氏が就任し、地方の駅前で全員バット素振りのパフォーマンスをやっていたら、いきなり公安警察に「凶器準備集合罪」で挙げられたりする。「権力と戦い続ける球団、あかはたエンゲルス」。惹句も決まっている。

 すごい怪文書もどこからか見つけ出してしまう共産党の情報力を持ってすれば、バッテリーのサインなんか赤子の手をひねるくらい簡単に解読されてしまう。

 もちろん全試合テレビ朝日が中継するわけで、バックネットには「わたしたちはイラク派兵に反対します」とデカい文字が躍る。党としても実に効果的な宣伝になる。

 もしリーグ優勝なんかした日には「読売ジャイアンツ対あかはたエンゲルス」のカードが実現するのである。毎回視聴率20%を超える「熱い熱い東西冷戦対決」として、野球界に貢献すること大である。
 古舘伊知郎アナなんか、「ご覧ください、一塁側、革マル・中核・赤軍派、各セクトごとに一糸乱れぬ応援レインボーが展開されております」なんて大はしゃぎだ。

 ライブドアなんて訳のわからない”怪”社が買うより、日本共産党がバファローズを買収した方が、ずっと球界・政界とも面白くなるのである。