南アフリカで試合中審判が監督を射殺[Yahoo!-日刊スポーツ]
「ラスト・ボーイスカウト」を彷彿とさせる事件である。
実は試合中、拳銃を用いて相手を撃った場合についてルールで定めているスポーツは少ない。というか、そんなもの知らない。
たとえば、サッカーの場合を考えれば、 直接FKになる「ジャンピングアット」 「プッシング」 「キッキング」「トリッピング」「ファウルチャージ」 「ストライキング」 「ホールディング」 「ファールタックル」「スピッティング」「ハンドリング」 、間接FKになる「危険なプレイ」「故意に相手の進路を妨害する」 「オフサイド」「GKのプレイにに関する5つの反則」の、いずれにも該当しない。
ポイントになるのは、拳銃で撃つということが、「肉体的接触を伴わない」「プレーと呼べるものではない」ということである。
いやなに、ルール以前にまずいのはわかっている。
しかし、私はこうも考えているのだ。
どんなスポーツだって、ルールブックには書かれていない一項があるのではないか。
それは、「死んだら負け」である。
チョモランマのてっぺんに上っても、帰り道死んだら負け。
スカイダイビングでなんぼ目標値点近くに降下しても、パラシュート開かなくて死んだら負け。
F1で、いくらいいタイムを出していても、最後の一周でクラッシュして死んだら負け。
ボクシングで相手KOしても、試合後急性硬膜下血腫で死んだら負け。
所詮スポーツに命賭けちゃいけない。
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ちなみに、銃器を用いて相手の国の人を撃つ「戦争」という競技にも、「被鋼弾以外の弾丸を使用してはいけない」(ハーグ陸戦協定第23条に基づく)[wikipedia]というルールがある。それを考えれば、スポーツにおける相手競技者に対する銃器使用については、実にルール整備が遅れていると言わざるを得ない。
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