Sunday, September 12, 2004

ちょっとしたこと。

 本来小ネタは別館に書くのがポリシーだが、いろいろなところで見かけるあるモノに対して、ちょっと多めの人に見てもらいたいことがあるので、こちらに書くことにする。

 サイト上である特定の書籍を紹介するとき、Amazon.co.jp(Amazon.com)へのリンクという形で表現されることが多い。「はてな」なんかにも実装されているし、いわゆるデファクトスタンダード(事実上の標準)と呼んでも良い感さえある。
 実際、この日記もAmazonアソシエイトに加入して、本の表紙を画像として使わせて頂いている。
 この方法の良いところは、書籍タイトルに固有のIDであるISBNコード(AmazonではASINコードと呼んでいるらしい)を付加して表現できることである。すなわち、同じタイトルの書籍でもハードカバー版、文庫版、新書版といった版が存在することがあるが、そのうちどの版を指しているのかを示す手間、そして紛らわしいタイトルの本が複数存在する場合でも、わざわざ出版社名・著者名を指定する手間を省くことが出来る。

 ここで、今最もよく売れていると思われる「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」にリンクを張る場合について考える。

 よく見かける長いリンクの仕方は、以下のようなURLを張る方法である。
 (bloggerの仕様上、ずいぶん下にいってしまっているが、スクロールしてください)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4915512517/ref=amb_center-1_117092_1/249-7736927-1834752

 しかし、以下の方法も試して欲しい。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4915512517/

 おそらく全く同じ書籍が表示されることと思う。

 つまり、[~/ASIN/(ISBNコード)]で、特定の書籍を表現するには十分なのである。

 アソシエイトに加入している場合のリンクの仕方は、以下の通り。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4915512517/takikouorg-22

 クリックして頂くとわかるが、今度は若干表示されるページが違っている。


 完全な推測だが、AmazonはURLやCookieによって、顧客情報を収集しているのかも知れない。これにより最近チェックした商品を表示するなど、便利なサービスを提供するという意味もある。しかし、長いURLには、そのリンクを張ったあなたの情報が知らず知らずのうちに含まれてしまっているのかも知れない、ということである。

 だからどうだとも言わないが、より短いURLでも、ある一意の書籍を表現できることを示しておく。

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