Tuesday, August 24, 2004

結構な思いつきというものは

 実現するのに普通は10年、異様に短くて5年は要するものだ。特にこうしたものは。

医師免許をICカード化 医療の安全、効率向上狙い[北海道新聞]

問題点

 ICカードの容量ってそんなにあるのか?教授クラスならいろんな学会10コくらい普通に入ってたりするものだが。
 免許証に学会登録情報を入れる、ということは、学会に国がお墨付を与えるというわけで、日本内科学会と日本ホリスティック医学会を同等に扱うわけか?と、誰かが言い出しそうな気がする。・・・い、いや、別に私が言っているわけじゃありませんよ。断じて。
 そもそも、ICカードに「持ち歩く情報」として入力しなければならないものなのだろうか?医者には医籍登録という一意のIDがあるのだから、むしろその登録番号と、所属学会を結びつける公的データベースを厚労省がつくればいいだけの話。それこそ堅気衆がWebで検索できるようにしておけば十分ではないか。
 たぶん、そうしたのではあまりに簡単すぎて、金が動かないのだろう。

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