去年の夏書いた「無性生殖」「枯れた」の続きだが、今朝ふと残していたパキラの「切り株」を見てみると、なんと脇芽がのびている!
一時はもう枯れてしまって、燃えないゴミの日に出さなきゃいけないかな、と思っていたのだが、持ち前の無精さからなかなか片づける気にもならず、ほったらかしにしていた。しかし、何を思ったか真冬の、一番気候の厳しい時期に脇芽をニョキニョキと延ばしていたわけで、なんだかうれしくなってしまう。
と同時に、こういう植物性のしぶとさとか、生命力の強さといったものは、完全に切除し得たと思っていた癌が、新たな転移巣でニョキニョキと増殖を始める様もイメージさせるわけで、自分の中でこの喜びが、畏敬というか、どこか恐怖に似た感情につながっているのを感じる。
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つくづく因果なものだ。
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