新臨床研修制度において、小児科・産婦人科が必修化された意義というのは、「小児科医・産婦人科医は貴重な資源であるからして大事に使え」ということを周知徹底することだと思っていたのだが。
伊関先生の仰るとおり、小児科標榜医に対する受診閾値の低下は、結果として小児科医というリソースを食いつぶすことになると考える。
もう一つ学ぶべき大事なことは、「妊娠は病気である。それが病気でないというのは、保険屋と役人の論理である」ということだ。これについては、項目を改めて書くことにする。
兵庫県が小3まで医療費助成[asahi.com]
県は26日、少子化対策で、乳幼児医療費の助成対象を従来の小学校就学前までから小学3年までに引き上げる、と発表した。県は実際に助成している市町に対し、半額分を出す形で制度を支えている。助成の対象年齢は市町によってまちまちで、県は今後、小学3年まで拡大するよう求めていく。小学3年まで助成するのは、都道府県では最も手厚い部類に入るという。
子どもの医療費は、0~3歳未満は2割、3歳以上は3割の自己負担が生じる。県内では、その自己負担が約1割になるよう、県と市町が半分ずつを助成している。
県の制度では、自己負担には上限が設けられ、一医療機関当たり、通院は月2回計1400円で、3回目からは無料になる。入院の上限は月2800円だ。0歳児には保護者の所得制限はなく、1歳以上については、子ども2人の4人家族のケースで年収約860万円以下という制限がある。
県医療保険課によると、06年度の県の当初予算は約41億円。年齢の幅を広げることで、対象が約15万人増え、07年度の当初予算は約18億円増える見込み。
県内では現在、明石市と朝来市が小学6年まで助成しており、ほかは小学校就学前までが多いという。
乳幼児医療費の助成は、栃木県が、入通院とも、保護者の所得制限なしに小学3年まで助成している。兵庫はこれに次ぐ水準の手厚さになるという。
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