日付から見るとどう見ても「昨日から新学期」なのだが、そこら辺は勘弁してほしい。
本日のニュースから:「機関拳銃:全国の警察本部に1400丁配備 武装テロ対策」
だからいい加減サブマシンガンを「機関拳銃」と訳すのはやめてくれと。戦前のごとく「短機関銃(短機)」と呼んだ方がまだ言葉にしまりがある。
そもそもニュース映像で見る限り今回警察庁が導入したのは誰がどうどこから見てもH&K MP5 A5であるということがわかるだろうと思われるが、これで果たして火力が十分なのかどうか。
サブマシンガンの定義は、「拳銃弾を全自動発射できる火器」といったところになろう。すなわち、いわゆるアサルトライフルに比べて
1.最大有効射程がせいぜい100m程度と短い
2.ケブラー製防弾チョッキに対する貫通力が不十分
といった弱点があり、たとえば7.62mmのAK47を使用してくるようなテロリストには簡単に制圧されてしまうおそれがある。
しかし、MP5に限っていえばその信頼性とともにクローズド・ボルト・ファイアー方式による初弾命中率の高さに定評があり、カウンターテロ部隊の基本装備と言える。問題は、この装備による火力増強を過信せず、さらなる装備の充実を期待したいところだが、このような「警察予備隊的部隊」に対しては、国民の視線はやはり厳しいものになるだろう。だからこそ、「機関拳銃」などというヘンテコな言葉がはやるのである。
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