Saturday, January 13, 2007

不二家をあえて弁護する

 不二家がやったのはそんなに悪いことなのだろうか。

 食品生産地に住み、かつての雪印騒動を経験した立場からすると、不二家の人たちがかわいそうでならない。

 だいたい食品の「食える期間」、つまり者消費期限なんざ季節によって変わるのが普通で、牛乳の消費期限が夏も冬も同じ7日だなどということに、そもそも疑問を持たなければいけない。最終的に現場のスタッフが自分の目、耳、鼻と舌で判断して菓子作りをやっていたのであろうし、そのプロセス無しに売れる菓子など作れる訳がない。

 消費期限、というのは統計的に割り出されたデータである。ありとあらゆる食品にそのデータが添付されるようになった今日、末端の消費者は自分の五感で食品を判断する、という習慣を無くしてしまった。それはかえって危険なことではないだろうか。

 食品のトレーサビリティだとか、都市のマンションに住みながら、目の前に出される食品に文句ばかりつけるような事をしていると、いつかとんでもないしっぺ返しが来るのではないだろうか。そんな心配をしている。

不二家:期限切れ牛乳使い、シュークリーム製造[MSN-mainichi]

 菓子メーカー「不二家」(東京都中央区)の埼玉工場(埼玉県新座市)で昨年11月、消費期限切れの牛乳を原料としたシュークリーム約2000個を製造、出荷していたことが分かった。

 同社によると、原料を仕込む担当者が昨年11月に「7日が消費期限の牛乳60リットル分を8日に使用した」と社内改革のプロジェクトチームに申告した。同13日に社内委員会に報告されたが、回収しなかった。出荷前の検査では問題はなく担当者は社内調査に「捨てるともったいない。2年前にも同じようなことがあったかもしれない」と話したという。河村宣行人事総務部長は「今後は再発防止に全力を挙げたい」とコメントした。【弘田恭子】

毎日新聞 2007年1月11日 0時48分 (最終更新時間 1月11日 7時41分)

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 だいたい「工場でネズミ50匹捕まりました」ってなんだ。それをキモイとか言う、あんたらの家にはゴキブリいったい何匹いるんだ。北海道の家にそんなものいないぞ。

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