Saturday, November 25, 2006

人事不省

 人事不省と言う言葉に関して、今まで自分は「激しい苦痛や昏迷のために自分の身体にのみ意識が集中し、他者・周囲へ関心が及ばないさま」だと思っていた。しかし、辞書で調べると単に「意識不明」という意味らしい。医学用語として用いられる可能性のある言葉に対して無知であった自分を恥じる。
 従って、タイトルに「人事不省」とつけるのはどうかと思ったのだが、
2005/10/10 22:20
土屋繁裕氏(つちや・しげひろ=キャンサーフリートピア代表、外科医)8日午前10時、くも膜下出血のため福島県郡山市の病院で死去、49歳。福島県出身。葬儀・告別式は12日午後2時から福島県郡山市方八町2の5の8、郡山斎場で。喪主は妻広見(ひろみ)さん。


 この人、「去年の」秋に亡くなっってたんだ。

 そういえば、去年の今頃自分はニュースに目を通す暇も無いくらい死にかけてたんだったなあ、ということで表題の記事となった次第。もっとも、一年目の研修医なら皆死にかけてて当然の時期。

 故・土屋先生が言った事、書いたことに関しては賛同できる部分も多かった。むしろ先生の造語である「ドクターハラスメント」「ドクハラ」が一人歩きして、いわれのないクレームまでその範疇に入るかのようにマスゴミが増幅したことが問題なわけで。

 ほぼ一年遅れで、黙祷。

--
 だいたいドクハラって何だ。探題か。

No comments: