「ブラックジャックによろしく」という漫画がある。
最近、ある先生が講義の話題に出して以来、我々の学年では結構はやっていたりする。
漫画の内容は、某医学部を卒業して、初めて研修医となった青年、斉藤英二郎の苦悩の日々を描くものだ。
先生の反応は、「あそこまでワヤじゃないだろう」
つまり、質の差ではなくて度合いの差だ、ということだ。
山崎豊子が「白い巨塔」を書いた時代から、本質的なものは変わっていない、ということか。
私の読後感は、「そういうことは、ふつう研修医になる前に気づくんだけどな」
主人公を、研修医という微妙な時期に設定せざるを得なかったからこそ、少々無理なところはある。だが、やはり一読の価値はあるだろう。
特に、日頃医学部に関わりのない人に、読んで欲しい作品である。
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